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Silky
毎話毎話、新たな衝撃をくれるハンドメイズ・テイル。でもそろそろこの世界観にも慣れたかな…と思った矢先、今話で、またも衝撃のシーンがありました。怒りや驚きが入り交じった不思議な気分にさせられるハンドメイズ・テイル、その第4話のあらすじと感想です。
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ハンドメイズ・テイル シーズン1 第4話 あらすじ

体制が変わって以来、現政権は世界中から非難を受けており、国連も、現政権に対して経済制裁を行っている。また、レッドセンターの教育係である叔母が脱走してカナダに逃れ、そのインタビューがインターネットで配信されているという。

妊娠していなかったことが発覚してから、オブフレッドは、メイド部屋に閉じ込められていた。外気に触れることもできない小さな部屋で、気が滅入ってきたオブフレッドは、部屋の中を探索して正気を保とうと努力する。

クローゼットの壁に、前任のオブフレッドが彫ったと思われるラテン語を見つけたオブフレッドは、レッドセンターでの親友モイラとのやり取りを思い出す。

モイラは、トイレのタンクの中から金属片を見つけ、壁に「叔母リディアはクソ」と彫ったのだ。

 

見つかれば腕を切られると心配するオブフレッド(ジューン)だったが、モイラは、そのメッセージがいつか誰かを勇気づけるはずだと言う。

そんなことを回想している内に、オブフレッドはクローゼットの中で意識を失ってしまう。食事を運んで来たリタが倒れているオブフレッドを発見し、夫婦に報告する。

始めは放っておけと答えた夫人だったが、今夜が儀式の日であると知り、医者の診療を受けさせることになる。おかげでオブフレッドは、数週間ぶりに外出できることになる。

オブフレッドが病院で診察台に足をのせていると、医者が入ってきて、触診を始める。排卵を確認した医者は、妊娠しない原因は司令官が「種なし」だからだと発言する。現政権では「種なし」という言葉は、使用することが許されていないため、オブフレッドは驚く。

医者は続けて、妊娠できずに困るのはオブフレッドだから、自分が『協力』してやろうかと申し出る。医者はつまり、今ここで自分が種を仕込んでやろうかと言っているのだ。

オブフレッドは、耐えがたい屈辱感を味わいながらも丁寧に断る。しかし、その帰り道、運転手ニックと2人きりの車内で、オブフレッドは怒りを爆発させる。

帰宅したオブフレッドは、ウォーターフォード夫人に外出禁止を解いて欲しいと嘆願する。しかし、ウォーターフォード夫人は、それを聞きいれない。

その夜、儀式の時間。いつも時間に遅れるウォーターフォード司令官が、予定より早く部屋に入ってきて、今夜またスクラブルをやろうとオブフレッドを誘う。

その後、すぐにリタ、ニック、そして夫人が入ってくる。夫人は何かを感じ取ったようだったが、何食わぬ顔で儀式を開始する。

しかし、今夜のウォーターフォード司令官は、儀式を始めることができない。たたないのだ。

自分でどうにかしようとする司令官に、夫人が手伝うと申し出る。しかし司令官は、その申し出を断り、結局今夜の儀式は中止となる。

今夜の儀式失敗も自分のせいにされることを感じ取ったオブフレッドは、レッドセンターからモイラと逃走した日のことを思い出す。

その日、モイラとオブフレッド(ジューン)は、先日みつけた金属片を教育係の叔母の喉元につきつけて、叔母の制服を奪ったのだった。そして、モイラは叔母の制服を、オブフレッド(ジューン)はメイドの制服を着て、レッドセンターを脱出した。

 

久々にセンターをでた2人は、変わり果てた外の様子に驚く。町からは道路標識が消えていて、自分達がどこにいるのかさえ分からないのだ。

 

駅を目指して進む2人の前には、無数の死体が吊られた大きな壁が見える。そのそばでは、あらゆる書物が焼き払われていた。

 

保護施設があるという噂のボストンに向かうため、2人は地下鉄の駅に入る。叔母の格好をしたモイラが、ボストン方面の電車がどれなのかを尋ねるため、一瞬、オブフレッド(ジューン)の側を離れる。

その隙に、1人でいることで目立ってしまったオブフレッドは、「目」に捕まってしまう。

 

ホームにボストン方面の電車が入ってくるも、オブフレッドは、モイラに1人で乗れと合図を送り、自分は逃走を諦める。モイラは、1人で電車に乗る。

 

1人連れ戻されたオブフレッド(ジューン)は、叔母たちから拷問を受け、歩けないほどの傷を負う。

スクラブルをする約束の時間になり、オブフレッドはウォーターフォード司令官の部屋に向かう。そして、前回のようにスクラブルを楽しむ中で、クローゼットの中に彫ってあった言葉の意味を知る。

その意味は、「クソ野郎どもにやられっぱなしでいるな」。

オブフレッドは、続けて、自分の前任者は最後どうなったのかウォーターフォード司令官に尋ねる。すると司令官は、前任者はこの境遇に耐えられず自殺したことを教えてくれた。

オブフレッドは、今のように外出禁止が続くと、自分も同じ道を辿るかもしれないと司令官に訴える。

翌日、司令官が妻を説得したのだろうか。オブフレッドの外出禁止が解かれる。町に出たオブフレッドは、以前のオブフレッドとは違う意欲に満ちあふれた目をしている。

ハンドメイズ・テイル シーズン1 第4話 感想

第4話で一番の衝撃…というか、エモーショナルな場面は、あの医者が「俺がやったろか」的なことを言った瞬間でした。

あれはどう屈辱的なのか、男性には少し理解しにくい場面かもしれませんので説明しますと…。

女性にとって、あの診察台に乗って診察を受けるのは、すごく恥ずかしいことなんです。普通なら、恋人や配偶者にしか見せない部分を、あんな変な椅子に座って包み隠さず見せる訳ですから。

だから、『医師は、患者を物としてしか診ていない。これは医師にとっては、だ。何の性的意味も持たないだ。』と暗示を自分にかけるのです。そうやって、あの診察台、あの状況を正当化して、恥ずかしいという気持ちに蓋をする訳です。

ですので、医師が性的な目で見ていることを匂わせた瞬間、この暗示は解けてしまいます。すると、途端に我に返り、『自分はどうしてこんな変な格好で、男性に向けて全てを見せているんだろう』と、すべてが耐えがたい屈辱に変わるのです。

ハンドメイズ・テイルの世界では、医師の提案の理由それ自体はまぁ…正当なんですね。実際、誰の子でもいいから妊娠できたら助かりますから。ですが、そんな提案が正当だということ、自分の国がそんなゴミみたいな国になってしまったということ、そのことも、オブフレッドの屈辱を倍増させる要素になったのではないでしょうか。

ですが、今話で屈辱を味わったのは、オブフレッドだけではありませんでした。できなかったウォーターフォード司令官もまた、屈辱を味わったのではないでしょうか。

というか、そもそもあんな状況でできる方がおかしい。できるならそれはもう変態ですよ。真正の。

なぜ急にできなくなったのか、その理由ははっきりとは描写されていませんが、私は、ウォーターフォード司令官がオブフレッドを『人』として見てしまったせいではないかなと考えています。

司令官は、スクラブル遊びを通してオブフレッドの人格に触れてしまい、オブフレッドを『道具』でなく『人』と認識した。そしてあの夜、自分は『人』相手に何をしているのだろうと我に返ったのではないでしょうか。

ちなみに、屈辱を味わった人間はもう1人います。それは、なかなか妊娠しないオブフレッドをいびりまくるウォーターフォード婦人です。

1人で頑張る司令官につやっぽく「手伝う」と申し出るも、丁重にお断りされてしまいました。あれは…女性としては「お前じゃたたない」と言われたに等しい…。

実際、この世界では通常の夫婦の営みはどうなっているのでしょうね。性行為はすべて子作りのためだということになっているのなら、この夫婦には一切そういう行為がないのかもしれません。

そういう意味では、メイドを「性奴隷」と表現することは、少し違うのかなと思います。だって、メイドは性欲の対象ではありませんから。むしろ、性欲から切り離された、純然たる子作りの道具です。

最後になりますが、私は以前、このドラマについて「不妊を女性のせいだけにしている」のが気にくわないと発言しました。が、実際は「男性不妊」という概念を禁止されている世界という設定だったようです。

ならば、このドラマの設定はむしろ、「男性不妊」に長らく目をつぶってきた世界の実情を映し出す、とてもリアルかつタイムリーなものだということになり、私の批判はあたらないことになります。

Silky
大変、失礼いたしました。

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ハンドメイズ・テイル 配信情報

【ハンドメイズ・テイル 侍女の物語】 シーズン1は[2018/04/18]現在、Huluで独占配信中

(アメリカでシーズン2が放送中。)
※本作品の配信情報は上記の日付時点のものです。現在は配信が終了している場合がありますので、詳細は各社公式ホームページでご確認ください。

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