

ツタンカーメン 呪われた王家の血 第4話のあらすじ
ミタンニ軍との同盟が白紙となった今、軍人としての腕がたつホルムヘブ将軍の処遇をどうするか王は思い悩む。ラーガスは、将軍を生かして利用しろと進言するが、宰相アイは、裏切り者は生かしておけないという。
王は、最近、多大な信頼を置いているラーガスの進言を聞きいれ、ミタンニ軍討伐が終わるまでは、ホルムヘブ将軍を生かすことにする。
一方、恋人の次は従姉妹と、続けて大切な人を失った王妃アンケセナーメンは、深い悲しみの中にいた。そして、自分との子供を作ることを拒む王を、2人の死に意味を持たせるためにも、純血の子を産み、王家を存続させなければならないと説得する。
王の愛を独占したいスハドは、自分との子供を作って、王家を存続させればいいと訴える。しかし、王は、純血である姉アンケセナーメンとの子供が優越するとスハドを諭す。
数日後、王妃はお腹の子の父親がカーであることは隠したまま、妊娠の事実を王に告げる。喜びに沸く王都テーベ。
スハドは、宰相アイの息子ナクトと共に市場に遊びに出かける。そこで、ナクトは母の浮気相手の子で、ナクトと父の宰相アイには血の繋がりがないことを知る。
その頃、ミタンニ軍は着々とエジプト侵攻の準備を整えていた。他国の援軍まで到着し、いつでも開戦できる状態となっている。
しかし、エジプトでは疫病が急激に蔓延。いよいよ城内まで迫る勢いとなっていた。これ以上の蔓延を防ぐため、王はホルムヘブ将軍や宰相アイの提案通り、病人を一箇所に集めて焼き払うことにする。
その頃、実はスハドも王の子を身ごもっていた。それを誰にも報告できずにいたところ、アンケセナーメン王妃に妊娠を見破られてしまう。
アンケセナーメン王妃は、いくら王の子でも、ミタンニの血を引く子は世継ぎにはならないし、自分が王の子を産む以上、スハドは一生、側室止まりだとあざ笑う。
しかし、アンケセナーメンは、湯浴み中に子供を流産してしまう。近くにいたスハドは、あえて王妃を助けず、お腹の子を見殺しにする。そして、落胆する王に、自分の妊娠を告げるのだった。
スハドを始末しなければ、逆に自分の立場が危ういと考えた女王は、スハドを亡き者にしようと画策。スハドを騙して、焼き払われる病人が集められた広場に閉じ込める。
王は、スハドが王宮にいないことを知らないまま、最終命令を下す。広場には油壺と火の付いた松明が投げ込まれ、一瞬にして火の海と化す。
スハドは、逃げることもできず、煙の中で意識を失ってしまう。
ツタンカーメン 呪われた王家の血 第4話の感想
歴史物というよりも、メロ要素が強くなってきた第4話でしたね。皆さんは、アンケセナーメン王妃とスハド、どちらが好きですか?
私は…アヒル口が可愛いアンケセナーメン王妃です。だって、王妃は生まれた時から王の子を産む使命を背負って生きてきた訳ですから、そこに私欲は見えないのですが、スハドは、ポッと出の庶民ですからね。
王と恋に落ちて数ヶ月程度ですし、「愛に溺れる女」というよりは「金持ち発見!ゲット!絶対逃がさん女」に見えてしまう…。あわよくば自分の子を次の王にしようとしている辺りも、図々しいなと思ってしまいます。
しかも、王妃の子を見殺しにしましたし。決して「善良な庶民の娘」ではありません。
そんなスハドは、最後、煙にまかれて倒れ込んでしまいましたが、誰か助けは来るのでしょうか。宰相アイは王妃の味方っぽいですし(だって、スハドを探しに行きませんでしたから)、仲良しのアイの息子ナクトは病気だし、スハドが助かる要素がない気もするのですが…。
そして、一つ気になる描写がありましたね。ツタンカーメンが、庶民の酒を飲んで「前より苦い」と言っていました。それ、毒―――――!と思ったのは、私だけではないでしょう。
でも、誰が?お酒を勧めたラーガス?ですが、ラーガスも一口飲んでましたしね。あの状況で、ラーガスまで裏切ったら、王は人間不信になりますから、ラーガスが暗殺者なんていうオチはやめて欲しいなぁ。
ツタンカーメン王以外は誰もがあやしく見えてきた【ツタンカーメン 呪われた王家の血】。残るは2話となりました。最後まで楽しみましょう。
ツタンカーメン 呪われた王家の血(原題:TUT)配信情報
▼ツタンカーメン 呪われた王家の血 その他のあらすじと感想はこちら▼